札幌で相続手続のご依頼受付中!

土日も営業しています。お気軽にお問い合わせください。

遺産の調査~株などの有価証券~

株などの有価証券の有無を調査~証券口座振替機構~


各種相続手続を行うにあたっては、故人が持っていた遺産がどれくらいあったのかを把握する必要があります。遺産といえば預貯金や不動産が思い浮かびますが、昨今は株などの有価証券を保有している方も多く、故人が株などを持っていた可能性があります。この場合は、どのようにその有無を確認すればよいのでしょうか。

証券会社がわかっているなら


故人が取引していた証券会社がわかっているなら、その証券会社に問い合わせて、残高証明書書を取得すれば保有状況が分かります。

口座の名義人本人ではなく、その相続人が問い合わせるのですから、相続が開始し、自らが相続人である旨を証する戸籍などを持参しましょう。また、身分証明書と認印、故人の住所がわかる資料もあるとよいでしょう。

証券会社が分からなければ、証券保管振替機構に確認


あらかじめ証券会社がわからなくても、株などの有価証券の有無を確認することは可能です。「証券保管振替機構(通称、ほふり)」に証券口座の有無の確認をすればよいのです。

「証券保管振替機構(ほふり)」では、株式にかかわる権利の管理をしています。機構が管理しているのは、取引市場に上場されている株式、新株予約権、投資信託受益権(ETF)及びそれらに準ずるもので、発行会社等が同意したものなどです。

「証券保管振替機構(ほふり)」で情報の開示請求をすると、登録されている加入者情報に基づいて情報を開示してくれることになります。これで故人が口座を開設していた証券会社や信託銀行等がわかることになります。開示請求でそれらの会社名が分かれば、今度はそちらに照会することで、具体的な保有状況が分かることになります。

なお、ほふりでの開示手続に必要な費用は、開示件数1件につき1,620円です。氏名と住所の組み合わせごとに1件とカウントします。

具体的な保有銘柄等を知りたいなら


ほふりの開示請求で証券会社等が明らかになっても、それで具体的な保有状況が分かるわけではありません。
保有状況を調べるためには、各証券会社ごとに残高証明書を請求する必要があります。

ほふりでの具体的な開示手続
証券口座振替機構での具体的な手続を知りたい方は、次の頁を参考にしてください。

証券口座振替機構(ほふり)開示請求の手続